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アリ急行 ルールページ

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内容物

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はじめに

あなたは女王アリに仕える中間管理アリです。一族の成長のためには、巣と巣を接続し、獲物(エサ)流インフラを整えることが欠かせません。女王アリから求められているのは、同じ色のアリの巣の間に線路を作ることです。線路が完成した暁に、部下の働きアリとともに多大な貢献をしていれば、あなたは女王アリからお褒めの言葉がもらえるでしょう。

ゲームの概要

机の上に配置された4色×2個のアリの巣トークンのうち、同色どうしをマスキングテープを貼ることでつなげていきます。 しかし、それだけでは線路は未完成です。マスキングテープ上にはダイス目が描かれたマスがあるので、ダイスを振って出た目と同じ数字のマスにカラーペンで印をつけ、部下の働きアリを配置していきます。 同色の巣から巣まで、隙間なく働きアリが配置されたら、その線路は完成となります(複数のルートに分岐している場合、そのうちのひとつが埋まれば、埋まった線路が完成となります)。完成した線路上で、同じプレイヤーの働きアリがもっとも長く連続して配置された数が、そのプレイヤーの得点になります。 4色のうち3色のアリの巣をつなぐ線路が完成したら、ゲームは終了です。完成した線路における最大連続部下数の合計がもっとも大きなプレイヤーが、ゲームに勝利します。

route

ゲームの準備

1.アリの巣トークン(4色×2個)を机や床にばらまきます。

マスキングテープをはがしやすい材質の上で遊ぶことをおすすめします。
○ 机、フローリング × カーペット、畳、地面

アリの巣トークンは5色ありますが、このうち1色は予備です。机の色と被らない4色をお選びください。

2.各プレイヤーはカラーペンを1本ずつ持ちます。

カラーペンは6色ありますが、このうち2色は予備です。4人プレイの場合、赤、橙、水色、黒を使うことをおすすめします。

3.もっとも働き者のプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。

4.スタートプレイヤーは「プレイヤー数+1個」のダイスを持ちます。

4人プレイの場合、スタートプレイヤーは5個のダイスを持ってゲームをスタートします。

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ゲームの進行

スタートプレイヤーから時計回りに手番を進めます。

このフローチャートを、各自のスマホで確認しながらプレイすることをおすすめします。

手番プレイヤーのアクション

手番プレイヤーは、手元のダイスを一度にすべて振ります。次にその中から、他のプレイヤー分(1プレイヤー1個ずつ)を除いたダイスを選びます。

4人プレイで5個のダイスを振った場合、2個を自由に選択し、自分以外の3人のために3個を残します。

選んだダイスを消費して、次のアクションを行います。

【A】 線路を作る(ダイス×2個🎲🎲を消費)
【B】 働きアリを配置する(ダイス×1個🎲を消費)

選んだダイスをすべて消費するまで、複数のアクションを実行します。

ゲーム開始直後は線路が1本もないため、【B】を実行することはできません。 線路が作成されたあとは、ダイス2個を使って「【A】×1回」または「【B】×2回」を選ぶことができます。

手元のダイスの数はゲームの進行によって増えていきますが、他のプレイヤー分(1プレイヤー1個ずつ)を除いたダイスを手番プレイヤーが選ぶ点は変わりません。

【A】線路を作る

マスキングテープをちぎって、机に貼ります。これが線路となります。

ゲーム序盤は、何もないところではなく、アリの巣を結ぶように貼ることをおすすめします。

マスキングテープ上にはダイス目が描かれています。これをそれぞれ「ダイスマス」と呼びます。

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新たな線路を作ったら、その始点と終点のダイスマスには自動的にあなたの働きアリが配置されます。その2マスを自身のカラーペンでマークしてください(ダイスマスに描かれている目は何でもかまいません)。

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プレイヤーごとにカラーペンの色が異なるため、色によってどのプレイヤーの働きアリか区別できます。

このアクションは2個のダイスを消費しますが、ダイス目は何であろうと実行可能です。

ゾロ目ボーナス

消費する2個のダイスがゾロ目(同じ目)の場合は、ダイス目と同じ目のダイスマス×1つに追加の働きアリを配置できます。直前に自身が作った線路上でも構いません。 同じ目のダイスマスが存在しない場合、何もできません(後述する「【B】働きアリを配置する」にある追加線路はありません)。

線路を作る際の制約

【B】働きアリを配置する

線路上のダイスマスに自身の働きアリを配置します。次の条件を満たすダイスマス×1つを自由に選択し、自身のカラーペンでマークしてください。

ただし、条件を満たすダイスマスが1つも存在しない(残っていない)場合は、「【A】線路を作る」を実行することができます(しなくても良い)。

これは1個のダイスの消費で、始点と終点の2か所のダイスマスに部下を配置できるので、お得なアクションになります。

手番ではないプレイヤーのアクション

手番プレイヤーが選んだダイスをすべて消費したら、残りのダイスを左隣のプレイヤーに渡します。 受け取ったプレイヤーは、ダイスを1個選び「【B】働きアリを配置する」を行ってください。条件を満たすダイスマスが存在しない場合は、手番プレイヤーと同様に「【A】線路を作る」を実行することができます。 3人以上でプレイしている場合は、さらに左隣のプレイヤーに残りのダイスを渡し、同様のアクションを行ってください。 プレイヤー全員がダイスを消費したら、手番終了になります。手番プレイヤーが左隣に移動し、新しい手番プレイヤーは消費されたすべてのダイスを受け取ります。

完成のチェック

「【B】働きアリを配置する」ごとに、同色のアリの巣トークン間の線路が完成したかをチェックします。 同色のアリの巣トークンの間をつなぐルートのうち、1ルートでもすべてのダイスマスに働きアリが配置されると、線路完成となります。

完成の判定において、線路上の働きアリはどのプレイヤーの働きアリでもかまいません。

線路を完成させたプレイヤーは、新たなダイス×1個を受け取ります。このプレイヤーの次回の手番から、振るダイスの数が1個増えるとともに、手番プレイヤーの選ぶダイスの数が1個増えます。手番以外のプレイヤーの消費するダイスの数は、プレイヤーごとに1個のままです。

振るダイス数は、最大でプレイヤー数+3まで増加します。

明確化:完成路線により振るダイスおよび選ぶダイスが増えるのは、この時ダイスを受け取ったプレイヤーだけはなく、全プレイヤーとなります。受け取ったプレイヤーの次の手番以降、誰が手番であってもダイスが増えることになります。

ただし、線路が完成したからといって、その色のアリの巣トークンをつなぐルートが確定したわけではありません。ゲーム終了までに迂回路など追加のルートにおいて、働きアリを隙間なく配置できれば、そのルートも得点対象になります。

ゲームの終了

4色中、3色のアリの巣トークンが完成したら、その時点でゲームは終了します。 プレイヤーごとに、各色のアリの巣トークンをつなぐ線路上で、自身の働きアリがもっとも長く隣り合っているダイスマスの数を数えてください。その合計が得点となります。

3色目のアリの巣トークンの間の線路が完成した時に、同時に4色目も完成した場合は、4色すべてに対して計算をします。

各色のアリの巣トークンをつなぐ線路は、最短である必要はありません。同じダイスマスを2回以上通らない、完成した(すべてのダイスマスに働きアリが配置された)一筆書きの線路であれば得点になります。各プレイヤーが自分にとって有利な線路を選んだうえで、最大連続部下数を数えてください。 もっとも大きい得点を獲得したプレイヤーがゲームに勝利し、チーフエグゼクティブ働きアリ(CEH)の称号を獲得します。